冬のいぬはもぐってばかり。
気付けば鼻しかない。
タオルケットの鼻。
毛布の鼻。
言われてみれば
首まで布団をひきあげても
顔が凍えている。
いぬの真似して
頭までもぐって冬をやり過ごす。
冬のいぬはもぐってばかり。
気付けば鼻しかない。
タオルケットの鼻。
毛布の鼻。
言われてみれば
首まで布団をひきあげても
顔が凍えている。
いぬの真似して
頭までもぐって冬をやり過ごす。
なんでも足りてる東京に、すこし足りないと思われる紅茶専門店。最近人気の清澄白河にニューオープンの店があると聞いて、半年ほどうずうずしておりました。諸々落ち着いて「わざわざ遠くに紅茶でも買いに☆」という穏やかな心持ちになったので焦がれていたTEAPONDさんへ。
静かな夕暮れ時の、静かな町の通りの、静かでちいさなお店。
専門店が醸し出す上品で知的な空気にやられてしまい、いきなり店員さんの顔さえ見られないわけです。いったん緊張してしまったらお店で良い買い物をするのは難しくて、サンプルとしてガラス瓶に入った茶葉が並ぶラックの前で、行ったり来たり(1mちょっと幅の棚でした)。ネパール紅茶か、ニルギリか、アッサムか、セイロンか、ハウスブレンドなのか、希少なのか、香りなのか、茶葉そのものの色や形なのか、ジッと黙ったまま20分は立ちすくんでいたと思われます。うん。
1mちょっと幅に20分。
店内にわたしただ1人。
真後ろにあるカウンターの内側で、スタッフさんはどんな目でわたしを見ていたのか。一言も話しかけないほうがすごいです、スタッフさん。何か出てたのかしら。出してない、何も出してないです。で、こういう時は大抵お店の人、かなりの美人。緊張が倍増して、必要最低限の会話で店を出る。無事に商品が買えてよかった…。初めてのおつかい、泣けました。
お店は少量の茶器と、厳選された茶葉がガラス瓶に入って見やすく置かれています。瓶の裏側に丁寧な説明が書かれていて紅茶選びを助けてくれます。袋詰めパッケージも、そのままプレゼントに使えるほど素敵。
茶葉ひとつひとつにカードがついてくるよう。
シッキム セカンドフラッシュ テミ茶園
「ダージリンのさらに奥、ブータンに隣接するヒマラヤの麓に、インド・シッキム州唯一の官営茶園「テミ茶園」はあります。黒く引き締まった茶葉が生み出す紅茶液は美しいウイスキーブラウン。カップから立ち昇る干しブドウのような甘い香りに、カカオのような、なめらかな渋みが重なって、一口ごとに奥ゆかしくも凛とした余韻を残します。紅茶愛好家に愛される希少な味わいをお楽しみください」
オリジナルブレンド セレンディピティ
「「思わぬ幸運を見つける力」を意味する言葉「セレンディピティ」。その語源となっている童話「The Three Princes of Serendip(セイロンの3人の王子)」の冒険物語をイメージしたブレンドです。紅茶の島静穏を代表する3つの産地の銘柄をブレンド。それぞれの産地がもつ個性が調和したバランスの良い銘柄です。ストレートはもちろん、ミルクやレモンをくわえたり、アイスティーやアレンジティーにしたり…。季節を問わず、毎日のティータイムで、いろいろな飲み方と新しい味わいの発見をお楽しみください。」
という、非常に丁寧な説明があるので、緊張しなければ好みの紅茶がきっと見つかりますよ!涙
うっすら遠い記憶となっている『さくらえみとばんばりえ ゆっくり痩せたいわたしたちのもぐもぐダイエット』。連載と連動したツイッタータグ民で打ち上げしましょうということでケータリング担当してきました(#12月もぐもぐダイエット部 参加者随時歓迎☆)。場所は我闘雲舞がいつも興行を行う、ファンと選手が近すぎるリングのないプロレス会場にて。
らしいケータリングってどんなものだろうって考えて考えて考えて!ハイカロリーフードとローカロリーフードを左右対称に陳列☆真ん中の境界線にはホールショートケーキ3台を設置して、かわいさと凶悪さの絡み合う夢のテーブルを作ってみることに。
写真提供: @tikwrestlingさん
・キャロットラペ
・葉つき小かぶ
・プチトマト
・松茸とエシャロットの鮪巻き
・グリルド野菜たち
・フライドポテト
・さくらさんの好きなパン
・ポテサラマウンテン
・唐揚げ
・韓国海苔巻き
・豚肉のテリーヌ
ホールショートケーキは
・シェ・シーマ
・ゴンドラ
・グラマシーニューヨーク
の3店。それぞれ流行した年代の異なる洋菓子店のもので、クリームの固さや味わい、苺の選び方に特徴が。さくらさんに3台のケーキの最初のひとくちを食べてもらい(利きショート)開会宣言としました。
ひさしぶりに大量の野菜を水に浸したり、干したり、焼いたり。
ああ、遠い。あんなにダイエットに近づいた日々はなかった。あんなに他人の食生活に一喜一憂した日々はなかった。一喜一憂のその先に何が待っていたのか、今となっては分からないけれど、ダイエットという名の食癖の端っこは少しつまんだような。わたしたちは死ぬまで自分の性格性質の表れのような好みのフードを口に運び続け、それは全て鏡の向こうに反映される(神経質なストイックさもまた同じく)。
死ぬまで、どう食べてゆくのか。
さて。
「絵描きの植田さん」の中で、植田さんは毎朝レモン湯を飲んでいる。
冬になると湖面が凍る湖の岸では、朝はたいそう寒かろう。最近では東京の冬もたいそう寒い。わたしも真似して朝は起き抜けよろよろとお湯を沸かしレモン湯を飲むようにしたら、すこぶる調子が良くてこの習慣は意外に続いている。
はちみつとレモンを用意。
新潟の友人がこの夏送ってくれた自家製梅シロップの容器を、レモンシロップの容器に居抜き利用。
皮を剥いた輪切りレモンを入れて、黒砂糖とはちみつをかけて、すこし容器を振って仕込みはおしまい。翌朝から美味しいレモン湯がいただけます。インフルエンザも流行ってきたから、そろそろ生姜も入れようかねぇ。