「もぐもぐダイエット2」は
今痩せたいプロレスラー・さくらえみさんと
美味しいおやつを食べながら自分のカラダについて語り合う
ダイエットガールズトーク連載です☆☆
――みなさん、こんにちもぐ。最終回も決まりまして、ここでひとつ確認しておかなければならないことがあるんですけど、さくらさん。
前置きされると怖いわ。
――ずばり、女子力にどのくらい興味あります?
(めずらしくしばらく考える)アラフォーになるとね、頂くプレゼントがネイルや雑貨から体を労わるものに変化するのよ。フェイスパックや肩凝りに効くもの、足のむくみをとるシートとか。でも、ダイエットを公言してみたら「まだ女は捨ててない」と認識されたようで、お洋服をプレゼントされる機会が復活したのよ。
――いきなり深めの話来ましたね。
20歳くらいの頃は小物とか可愛いものを頂いてたけれど加齢とともに実用性のあるものに変わって、それが「今のさくらさんだったらこれ似合うかもしれない」って。その時は「すてき―♡」ってときめいたわ。女扱いされるのっていいわね!
――本人が押入れの奥にしまったまま忘れた女子力をファンの人が引っ張り出してくれたみたいになってますよ。
誰かが気付いてくれるって素敵よね。前回ばんばさんに「あの時の前髪がよかった」と言われて前髪をちょっと増やしたの。どこかで可愛いとか外見担当は団体の若い子たちに任せたい気持ちもあるのよ。それは外見について褒められることも減ったから、自然と興味が薄れちゃってるんだとは思うんだけど。
――でも、最近はキレイなったと声をかけられるわけですよね。プレゼントも頂いて、それは外見の女子力の高さが「あげたい心」を生んだのは間違いないです。
わたし、そもそも人にプレゼント頂くの申し訳ないって思っちゃうところもあって、ほんと試合を見にきてもらえればそれで…っていうのも本心なんだけど。でも、今回女子っぽいものをまだ自分が頂けるんだって事実は、何かを取り戻せたような気持ちになったわ。
――自分の中にある女子が戻ってきたと。
うん。女子力を含めたダイエットにしたほうがいいわよね☆
――んん?
ネイルしてると物販で声かけられるって気付いてから暫くネイル頑張ったけど、痩せてきたらそっちで声かけてもらえるからネイルへの興味が失せちゃったのよね。断舎利で全部捨てちゃったし。
――さくらさん、なんでも仕事脳で動かないでくださいよー。女子だからネイルも可愛くしたいという女子脳で!女子脳で!しかも周囲から女子力を与えられていて自分自身の女子力への取り組みは意識ごと丸抜けしてるような印象があるんですけど?
そうねぇ、たぶん女子力がプロレスにつながればいいのよね。
――ん?ん、ん?
結局仕事優先だから仕事のことだったらやる気が出るのよ。ダイエットも元々は後楽園大会に向けてのテーマだったわけでしょ。筋トレも仕事につながる。食生活も仕事につながる。でも正直、女子力がアップしても仕事には関係ないと思ってたのよね。女子力アップしたらさくらのファン増えるなら頑張れるわ☆
【もぐもぐのお供】
L'atelier MOTOZO カンノンチーニ
一口サイズの細いコロネ型パイの中にカスタードっぽい
クリームが詰まった、珈琲によく合うお菓子。イタリア
伝統の焼き菓子のほか、ティラミスやイタリアンチーズ
を使った生ケーキも揃っています。
――ちょっとちょっとぉぉーー!女子力がアップして人気が変わらないなんて、どうしたらそんな発想になるんですか!仕事脳もなんか怪しくなってきてますよ!
だってわたし、ばんばさんが髪に可愛いメッシュ入れてきた日「なにか撮影でもあるのかな?」って思っちゃったもの。でも撮影はなくて自分のためだけに可愛くしてるってことに衝撃を受けたのよ。これ、これ、自分のためにーーー!!!!?って。
――撮影ありきってなんですかー。会社員の女性みんな、自分のために年間カラー会員になってるんですよ。会社に行くのに、友達と飲みに行くのに、可愛くするのは普通なんですよ。
あーーー、もうやだーーー!仕事に女子入ってるのに、それでもやってない自分がいやーーー!市ヶ谷大会では大会開始5分前に化粧してるものぉぉーーー。
――女子力のプライオリティ、完全に最下位ですね。
ほんとにわたしプロレスの技術以外に全く興味がなくて、できるなら仕事だけ仕事100%で生きていきたいくらい。でも、実は自分は背が低くて手足も短いからコスチュームも何着たって似合わないって諦めてるところもあって…。人前に立つ仕事なのにダメなのよね。
――ダメに決まってますよーーー!「さくらさんは美人だ」と思ってるさくらファンの気持ちをどうしてくれるんですか。それに少なくともリセット結成当時のさくらさんと米山選手はおふたりで可愛さを追求してたはずなんです。タイテイストのお揃いのコスチュームを着たふたりはすごくすごく可愛かったんですから。
タッグチーム・リセットはお揃いのコスにお揃いの編み込み
ヘアなど、とにかく可愛かった♡
そう言われると反省しかない〜〜。できることをリストアップするわ。ネイルとメイクとヘア、あと何をしたらいいの?とにかく可愛らしくあろうとするのは女子力の一部よね????
――それですそれです!可愛らしくあろうとする気持ち!よかった!最低限の場所にはたどり着きました。たとえ女子力について予想以上に話が膨らまなかったとしても!ネイルとヘアとメイク以外、何も出てこなかったとしても!もーーー泣ける!
【もぐもぐ取材雑記】
専門職やキャリア方面の働く女性はどうしても女子力から離れてしまう傾向があるようです。なぜなら忙しいから!仕事が多くて時間がないから!女子力には時間が必要。女子力にはお金も必要。そこんとこ、男性のみなさん、ご理解ください。