2015.08.29 Saturday
トラヤのパン
新潟県村上市は江戸時代
サケの母川回帰の習性を利用して
三面川に分流「種川」(たねかわ)を作ったことにより
世界で初めて鮭の自然養殖を成功させまして
鮭文化を平成の今の今までずーっと守ってきたところ。
それまでは財政的にとても苦労した藩なのだそうです。
「鮭、酒、情けの村上」
のキャッチフレーズにも入っていますが
「人のお世話にならず、人に情けをかける」
と、村上の小学生は習うのだとか。
きっと村上藩時代から
脈々と受け継がれる精神なのでしょうね。
さて
そんな「人の情けをかける」精神が影響しちゃってるのか
城下町で商いを続ける『トラヤのパン』。
パンのサイズが情けサイズで大きめです☆
右下のコーヒーブレッドが
普通のイギリスパンサイズですから
左上のホンダンパン(フォンダン)も
右上のリーフパイも
なかなかキテるサイズ感。
おかあさん曰く
「なんだか大きくなっちゃうのよねぇ」
知らず知らずに情けが入っちゃうみたい。
個人的には
しみじみ眺めていたいほど
愛おしいタイプのパン。
絵描きのパン
というレシピを以前に考えたのだけど
もっといろいろ考案しようと
胸熱くなったパン屋さんとの出会いでした。