恋とおやつ手帖


PROFILE

ばんばりえ

主婦ときどきライター。
ご近所専門オーダーメイドケータリン
グ『キッチンよもぎ食堂』を主宰。お
教室に習いに行くほどプロレスに夢中
な40代を過ごしています。好きなおや
つはブッセ、うにせん、麦チョコ。好
きなごはんは蕎麦と白米とピーマンの
肉詰め。好きな場所はお布団の中。
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さくいん
男子に作ってほしい料理(1)ぶっかけ蕎麦




体調いまいちでツルツルっといきたくなったから、ぶっかけ蕎麦。大根おろし、揚げ玉、紫蘇、海苔、ごま。乾蕎麦をザラザラっと茹でながら海苔や大葉を刻んでいたら、こういうのサラッと作ってくれる男子があったらちょっと感動しちゃうと思った。



料理上手な男子に特に興味もないから作ってほしい料理について考えたこともなかったけど、そのテーマだけで一晩ガールズトークして飲めたじゃないの!楽しそうじゃないの、ふふふ。



まずはぶっかけ蕎麦でしょう。それから紅ショウガと青海苔と刻み海苔がたくさんのヤキソバ。トーストを上手に焼ける人だったらうれしいなー。ついでに珈琲も上手にいれてください。炒め物だったらチンジャオロースとエビチリを。和食だったらなんだろな。



なんだろな。



なんだろな。



ああー、たいした妄想も広がらずに今日はおしまい。
| 恋とか | 11:00 | trackbacks(0) |
辰巳 キャナルシフォン




お友達の家に遊びに行ったら、おみやげもらいました。

東雲の『キャナルシフォン』の動物クッキー。



珈琲屋さんで



シフォン屋さんで



そんな店のクッキー。



この素朴な可愛さは、つまりそういうつながりだ。



超高層マンションでできた町は

まるで大都会のオフィス街のようで

東京生まれだし、東京在住だけど

「都内と都会はちがう」

のだとブツブツ言いながら歩いた辰巳。



ここは新しい東京。



アーバンな人がたくさん住んでる町に

素朴なお菓子と珈琲があるの、ちょっといいね。







| あまいもの | 11:40 | trackbacks(0) |
有事に備える青果店のオクサン
話しかけると、ぺらぺらぺら〜と話し出す青果店のオクサン。



「今日、なんともだるくない?」



ちょいと暇だったのでレジで切り出す。



「ほんと、つらい。ここんとこ気候があれだから。もうさ、地球が壊れてきてるからダメなのよ」

「壊れてきてんだ?」

「壊れてきてるよー。首都圏大地震だってくるし、箱根だって大変じゃない。もうあたしさ、みんなに言ってるのにさ、誰も聞かないのよ。気をつけなさいって言ってるのにさ、みんな聞かないでだらだらーとしちゃってさ」

「何に気をつけなさいって言うの?」

「地球が壊れてきてんだからね、その日に備えてね、一日一日を後悔しないようにね」

「なるほどね」

「だから、あたし食べたいもの食べてんの。一日の終わりに好きなアイスとかさ」

「そういう感じ?ま、でもいいよね、それも。わたしはその日に備えて、スクワットとかしてるー」

「ちょっと、生き残るつもり?無理無理無理だって!」

「えー、生きたいよー」

「あたしはもういいの。だいたいやりたいことしたし。子供も育ったし。あと10年くらいでいいの」

「いや〜、意外とあと30年くらいあって困るよー?有事に備えるのも大事だけど、なんもないほうにも備えないとー」



真面目な話なんだけどね、大真面目になると面白くなっちゃうよね。町内で気が合うなーと思う人の1人。
| - | 11:00 | trackbacks(0) |
桜が散っても四十肩 シジラックを購入




買うてきた。

小林製薬の痛くて腕が上がらない四十肩、五十肩に飲んで効くシジラック。

五か月でしょう。

痛いは言うけど、つべこべ言うても治るわけじゃなし、ストンと腰据えて悟った風な心持ちでやってきたけどね。仏気分も五か月までということで、ふとした瞬間に吹き出すようになってきました。



まだ先は長そうだから、ここで一区切り。

新しいやつを投入。

ついでにこっちも諦めてドリエルもセットで。



肩が上がらなくて激痛で、というのが四十肩の辛さじゃない。

辛いのは、四十肩から派生する他部の凝り、痛みから呼吸が浅くなって疲れやすいこと、とどめが熟睡も安眠も快眠も奪われるのですね。睡眠が足りずに病が治るか馬鹿野郎。



なので、とりあえず睡眠改善に入るのよ、五月。

そして「まずは一週間」飲んでみます。
| からだのこと | 18:22 | trackbacks(0) |
桜が散っても四十肩 痛み止めの後の動かしすぎに注意


さて。

四十肩、その後。

季節は移り、初夏です。



ヒアルロン酸の入っていない鎮痛注射は1,2日ほど肩に違和感があったものの、だんだん痛みが減ってきました。気を付けの姿勢から腕を上に上げてくストレッチも、前よりラクにできる。



このまま、すーっと治っちゃうターンに入ったか?







痛みがないから、機嫌もいいG.W.の上野公園。



水鳥のステージで昼の大日本プロレス興行を見終わって

ぐるりと歩いていく不忍池。



天気がいい☆



ボートがある☆







池があって、手漕ぎボートがあったら

やっぱり漕ぎたい!



いいよね、ボートは。



しかし

そっから2週間、腕上がらず。

あうー。



待ちに待ったSSSAスポーツマッサージで

「動かしすぎだよね♫」

と言われる。



四十肩の大敵は

「痛いから動かさなくなること」

そこを解決してくれそうな痛み止めは

「自分の可動域が分からなくなること」



可動域越えて、ブンブン動かしてたから

リバウンドしてしまいました。

なんのための可動域か

なんのための痛みか

身をもって覚えました。



「痛くない範囲で、きちんと運動してねー」





毎回言われるこれ、ほんとむずかしい。







| - | 17:15 | trackbacks(0) |
桜が散っても四十肩 リハビリ☆リハビリ
肩のリハビリ再開。



四十肩、五十肩は立派な肩の故障だと思えるようになってきた。これだけ動かなくて痛みが強く持続する状態、異常事態。


怪我なんだな。


怪我から通常の状態まで戻すためのリハビリなんだな。と思えば、遅々として進まない回復も、なんとなく腑に落ちる。



イメージができると、すこし楽ね。



しかし

そもそもリハビリの経験がない。

痛くて、不快で、成果があまりでなくて嫌。

というのがこの4カ月の感想です。



うーん。
『リハビリ=罰則付きのストレッチ』?



あまり楽しくも明るくもないイメージだけどね、痛みが増した日は「毎日(自分なりに)努力(ちょっとは)してるのになんで!」とイライラするものー。ストレッチとリハビリ、少しずつ可動域を広げていく動きは同じなんだけどな。やらなきゃ固いだけのストレッチ。やらなきゃ状態が悪くなって痛くなるリハビリ。無理した時の影響はちょっとした筋肉痛のストレッチ。無理すると前よりすごく悪くなって痛くなるリハビリ。



1円ずつやっと利息分返済できたと思ったら、借金増えてる!的に涙ぐましい。



そうだよ、もともと楽しくなんかないのよ。楽しくやりたいけど、忍耐は忍耐なのよ。あきらめなのよ。ね。



あきらめる。



そして、今日はちょっとおやつを多く食べる。
| からだのこと | 01:48 | trackbacks(0) |
【キレイファイター】(10)星ハム子選手に聞く、応援されるお母さんとして

キレイファイター10回目に登場するのは、アイスリボン所属の星ハム子(ほしはむこ)選手。プロレスラーになるため夫と娘を地元・北海道に残して上京するという異色の経歴を持つ、単身赴任かあさんレスラーです。トレードマークのおなかを武器に(リアルに武器!)対戦相手の体力を奪い、モッチリセクシームーブで気力戦力までも奪うファイトスタイルで業界のお笑い戦線を独占中。というキャラとはうらはらに、リング外では気配りと気遣いの見え隠れする仕事ぶりで信頼も厚く、男子女子問わず『選手に愛される選手』なのです。ティーン選手の多い同団体の母的存在でもあり、実際の母業のため帰省、休業しながらレスラー稼業も7年。反対もされるけど家族にめいっぱい応援されてるハム子母さんの素顔に迫りながら、全国のすべてのお母さんにエールを送ります!




自分のやりたいことって
子供を産んだら
諦められるだろうと思ってたんです。



――母の日特別インタビューです!東京に単身赴任でプロレスラーやってるお母さん、星ハム子選手!連載を始めた2年前からオファーすることを決めていて、満を持して2015年5月の登場です、ありがとうございます。お母さんレスラーが何人かいる中でなぜハム子選手だったか……それは好きなことをやっちゃってる人だったからです。「好きなことしてるメーター」があったら、完全に一番端っこまで針振りきれちゃってる人!

がはっはははは!



――そんなハム子選手を今日は全肯定したいと思ってるんです。なぜかって、世の中のお母さんを全肯定したいから!好きなことしてる人って批判されがちですけど、ハム子選手って「ハム子さんのことを嫌いな人はいない」ってファンが口々に言うし、どんな大御所レスラーもリング上でハム子キャラに巻き込まれるくらい愛されてる。高橋奈苗選手(キレイファイター第一回登場)は「ハム子、もっと上に行け!」と発言されてましたね。

いや、そんなことないです。名前のおかげだと思います。

――ボンレスハムみたいだったから「ハム子」ですもんね。おもしろセクシーのおかげで子供にも大人気。でも、どんなに経験の少ない新人選手でもハム子選手だったら相手を立てる試合ができるって評判も聞こえてきます。難しいミックスドマッチ(男女混合試合)でも、力の差を感じさせない楽しい試合ができる人。

男子の選手もわたし相手だと遠慮しないできますもんね。こないだもチョップで肌切れましたもん。パチーーーンて音しましたよ。頑丈そうに見えるんでしょうね(笑)。でもだから試合として成り立つんだと思います。手加減が見えたらミックスドは面白くないですし。

――普段から一緒に練習や試合をしてるわけではないのに、遠慮しないという信頼感は相当です。しかもアイスリボンは1年前まではキッズレスラー(中学生)も多くいて、母っぽい役割も随所に光ってたり。リングではどすこい!なんだけど、リング降りると物腰やわらかくて、試合をしてる選手へのフォローは細やかだし、働き者だし。好きなことしてるけど、根が真面目、きちんとしてるところが応援されるゆえんなんですよね。

きちんとしてない!全然してない!チョーだるだるなんですよ〜。

――えー、しっかりものに見えますよ。大胆かつ細やかな印象です。

見えない見えない、ぜんぜん見えない…。

――しかも、いくらでも自分を語れる場所にいながら自分語りしないじゃないですか。自分の立場や行動を言葉で補うことは可能だと思うんです。でもしない。潔いというか不器用というか、気持ちで動いてる人であることに正直驚きがあります。有言実行じゃなくて無言実行。しかし、世間的には『好きなことやっちゃったお母さん☆』 デビューした時、お子さんおいくつでしたっけ?

今12歳だから、当時は5歳ですね。

――小学校に上がってなかったんですね。それは大胆な決断ですね。それはあの、デビューするにしても小学校上がってからにしようとか思わなかったんですか?

もともと、デビューなんてする気はなかったんです。地元の北海道岩見沢で格闘技の道場に通っていまして、車で片道3時間かかるんです。こっちの人からすると理解できないと思うんですけど、雪の季節になるともう通えないんですよ。アイスリボンは当時珍しく一般の人もプロレスを気軽に習うことができたので、冬季の短い期間だけ出稽古みたいな感じで東京に来てみたんですよね。ほんと、すぐ戻る予定だったんです。

――岩見沢は確か国から特別豪雪地帯の指定を受けるほど、積雪量が多いんですよね。

そうなんです。ちょっとした習い事もできなくなるくらい。それで冬季合宿のつもりで来てみたら、デビューしてみる?って声をかけられて。

――迷いはなかったんですか?

わたし小学校の卒業文集に『プロレスラーになりたい』って書くぐらいレスラーになりたかったんです。でもやっぱり田舎なので身近にチャンスはないし簡単ではなくて。20才で結婚して出産したんですけど、子供を産んだで諦められるかと思ったんですけど、そうでもなくて……。

――すっごいその気持ち分かります!!!!!わたしはそれで子供を産むほうを諦めたくちなので。女の人にはそれありますよね。キレイナビ読者にもいる気がする。

諦められるかと思ったけど、子供産んでもプロレスは観てて、やっぱりやりたいなって気持ちが強くなってジムに行って。冬季期間に東京に行ったのも、その間に多分やっぱりわたしにはプロレスはできないってなるだろうな。やってダメなら諦めもつくだろうっていう考えがあったんです。とにかく、この夢は簡単には諦められなくて。

――逆に諦めるために、東京までやってきた?

そうですそうです。そして、きっとそうなるんだろうって思ってたんです。

――諦めたいから、振られるために告白するのと同じですね。それで泣いてスッパリ諦めようと思ったら、中途半端な返事もらっちゃったみたいな。

そうそうそう。まさか、デビューするなんて……。

――ほんとにねぇ。大胆なことをなさった。しかし、かなりの葛藤はある中で、好きなことやっちゃった理由はなんですか?

うーん、プロレスが好きだからしかないですよね。でも、子供のことは考えなきゃいけないし、親もね年をとってきてるし、支えてくれるんだからわたしも何かしなきゃっていうのは常に思ってるんですけど。当時は「どうにかなるだろう」しか思ってなかったです。ハハハハー。



寂しくなっちゃうから
お互い連絡とりあわないようにしてます



――どのくらいの頻度で北海道に帰ってるんですか?

北海道での試合に呼ばれることがあったらすぐ行きますね。それ以外でもだいたい毎月。

――たまにツイッターで見かけますが、お子さんしっかりしてらっしゃいますよね。

しっかりしてきたなって思います。最近は地元のバレー部の副キャプテンやってたり、児童会に立候補して書記になったり。いつの間にそんな前に出てくようになったんだろうって。前はそんな子じゃなかったんです。



――バレーに児童会に、普段話すのはそういう近況報告ですか?

あんまり連絡取りあわないようにしてて…。

――え!? ん? ど、どういうことですか?

淋しくなっちゃうでしょ、連絡取ると。だからお互いにほんとに必要な時だけは、なんかホントにある時だけは連絡しますけど、普段はそんなに。なんとなく2人でそういう風にしようみたいに。

――かわいい。きゅんとしちゃいますね。「マメに連絡するようにしてます」を予想してたんですけど。

してたほうがよかったですか???(ちょっと気を使うハム子さん)

――いやいやいやいや、いいですいいです。むしろお二人ともすごく素直というか、可愛い親子だなと思って。

うん、全然しないですね。ほんと、まったく。子供もすごく忙しいんですよ。学校終わって毎日バレー行って、水曜日はダンス習いに行って、児童会の仕事もあって。家庭学習もやらなくちゃいけないし。子供なりにすごく疲れてるんだろうなって分かります。ダンス行くと帰りが10時で、それからお風呂入ったりいろいろしたら寝るの12時なんですよ。ほんとに忙しそう。

――そりゃ多忙ですね。でも、連絡あまりしない分たまに会うと仲良しですね。

仲良し…しないっ。もうね、帰ったらいっつも喧嘩。何が原因か分からないけど、ほとんど全部向こうからでわたしが怒られてばかりです。みんなは「甘えてるんだよー」って言いますけど。うちの子すごいの、ギャーってなって気い狂ったように泣いたりします。

――淋しさを我慢したり、だから会うと喧嘩しちゃったり、ギャーってママに当たったり。足りない部分はあるだろうけど、ハム子さんも無理して「いいお母さん」になろうとしないのが、すごいです。大抵お母さんてみんな頑張りすぎちゃう。素敵なお母さん、素晴らしいお母さんになりたいって。やるべきことはやるし、やるべきこと以上のことすればするほど偉いって評価もあったりして。

もっとしっかりしなきゃいけないって思うのも疲れちゃうから、素でいいかなみたいな感じです。

――語らないですね〜。ここ、全然語りどころなのに!そもそも最初にインタビューを考えたのは、ご自身の5周年記念イベントでリングに上がった娘さんを見たのがきっかけだったんです。お客さんもいるし、まだ小学生だし、複雑な顔するんじゃないかなと思ったら、すっごい嬉しそうな顔してて。「この子、お母さんが自慢なんだ!」って感じました。

いやいや、そんなことない、ないない(もぞもぞ)。

――いやー、お客さんがたくさんいる前であんなに嬉しそうな顔できないですよ。それぐらいすごい笑顔でした。それ見てハム子さん愛されてるんだー、お母さんのことが自慢なんだーっていうのが伝わってきました。

えぇ〜、そうだったら…いいんですけど〜。

――ハム子さんと同じ20才で出産して今3人のお母さんしてる友人が「お母さんという生き物はこういうことしてるから偉いとか、何をどう頑張ってるから偉いとかではなくて、お母さんはただお母さんてだけなんだよ」って言ってたんです。素敵なお母さん素晴らしいお母さんてどこか点数加点制になってるけど、そうじゃなくて「ただお母さんでいい」って真実だなあと思ったんです。それと同じことを、リング上の星ハム子親子を見て感じたんですよね。グッときました。愛されてるし愛してるし、お母さんだけど娘にめっちゃ応援されてる!わ、これすごい!って。お母さんが応援されてるって状況がね、これ広まんないかなーと思って。感じますか?あたしのこと好きなんだなって。

どうなんだろう〜〜。ま、実家に帰った時のね、あの、最初の笑顔はやっぱり「ああ、帰ってきた」って思いますけどね。

――会えない時間が長いけど、複雑な顔とかないんですね。

ないですね。

――即答!愛だなー。でもそのあと怒られるんでしたよね(笑)レスラー星ハム子のことは好きですかね?認めてくれてる気がしますか?

どうですかねーーーーー。なのかなーー。自分が毎日こうしてレスラーやってるから、うちの子も頑張ろうと思ってバレーや委員をやってくれてるんだったらいいですけど。今まではバレーボールも「やってみたい」程度だったんですよ。でも、ここまで休まず真剣に取り組んでる姿見てると、やりたいことが見つかって、それを頑張るのが楽しいってことに気付いたんだなって。それは嬉しいです。



家の事情でフェイドアウトするのではなく
本当に辞めたいときに辞めたいんです。



――しかし、母娘が妙に大人びた関係にもクールな関係にもならないとこは、ご家族のフォローによるものなんでしょうね。娘さんもご主人もご両親も、ご家族みんなでハム子母さんを応援してくれてる!



そこは本当にね、家族がいてくれなかったら本当どうにもならないですよね。親は今も「早く帰ってこいー」って言いますよ。「早く帰ってきて普通の生活をしなさい」って。でもまあ。まあまあ。

――でもまだ帰んないあたりは、なんだかんだ応援してくれてるのを分かってるんですね。

毎年、北海道の北都プロレスさんで地元凱旋をさせてもらってるんですよ。わたしの生まれ育った岩見沢でわたしがバイトしてたラーメン屋の店長さんが支部長をして開催してくれて。そこには子供も親も見に来れるので、その大会ではわたしの雄姿を見せています。

――そこは自信を持ってレスラーとしての自分を家族に見せて、日頃の恩返しなんですね。

そう、ですね。こないだはダンプ松本さんと試合して、わたしが血まみれになってしまったので子供たちが怖がってみんな泣いてしまいましたね。うちの子も泣きました「マァマ―ァァ――――ッッッ!!!!!」って声がして。終わってからお母さんたちに「すいません」って謝って歩いて(笑)

――なんかいい話ですねー。まあご家族もね、もしいつまでもウダツが上がらない選手だったり、素人から見ても下手っぴだったら、もっと深刻な「帰ってこい!」ですよ。強制送還ものです。でも「ウチの面白いなー、いいキャラしてんなー、お客さん沸いてんなー」ってのが分かるとね。しかしもうレスラー業も7年8年、好きなことやっちゃった理由はさきほどお聞きしたんですが、やり続けちゃってる理由はなんですか?

なんですかね…。やっぱり好き以外ないですね。痛いし…怪我もしたし…苦しい思いもして、家のこともあって、でも一度も辞めたいって思ったことないんですよ。

――でも続けられなくなるとしたら、ハム子さんの場合はご家族のことだと思いますが。

やっぱり親の体調危機ですかね。もう高齢だし、こないだ母の入院があってひと月お休みもらって実家に帰ってましたし。でも、もし親が入院して本格的に北海道に戻らなきゃいけなくなったとしても、レスラーは辞める必要はないんです。北海道には北都プロレスがあって社長さんも受け入れてくれるって言ってくれてるんで。

――東京は引き上げるとしても、引退ではないと。

あの、わたし本当に辞めたいときに辞めたいんです。小学校からの夢だったプロレスラーに、まさかなれるなんて思ってなかったのになれた。だから終わりはちゃんとしたい。もし母の具合が悪くなってプロレスできない期間があったとしても、勝手にフェイドアウトとかは嫌で。単身上京してプロレスやらせてもらってる、だからこそ、家族の事情でプロレス辞めなくちゃいけないっていうのはしたくないんです。きちんと引退したいし、辞めたい時に辞めたい。

――はっきり決めてらっしゃるんですね。感謝やいろいろな気持ちはあれど、ご家族への後ろめたさを抱えながらメソメソクヨクヨしてるところが一切ない。好きなことをやってきて周りのみんなが応援してくれた、その応援し続けてくれたことへのけじめでもあるんですね。

そうですね。だから、自分の中でもきちんとしないと。いろんな思いを引きずって生きていくのは嫌だしずるいし。自分で始めたものだから、最後も誰かを理由にせず、自分で「終わりは終わり」って決めてるんです。





星ハム子(ほしはむこ)
1982年北海道生まれ。2008年アイスリボンよりデビュー。モッチリ体型を活かしたどすこいファイトの個性派で、そのオンリーワンの魅力から準レギュラー参戦する団体も多数。トップを狙う主役というより名脇役的な存在で新人選手との対戦も多い。インターナショナル・リボンタッグ王座を4度、REINA世界タッグ王座を1度戴冠。得意技は「お・し・り・ダー!!」「スモウラリアット」「女の執念」など。モッチリボディ仲間の宮城もちとのユニット「らぶりーぶっちゃーず」は女子プロレス界トップ5に入るタッグチームとの呼び声も高い。

 
| キレイファイター | 11:40 | trackbacks(0) |
桜が散っても四十肩 注射うってみた。
相変わらず
寝起きの1秒後
激痛に声をあげる毎日です。

スポーツマッサージの施術中

「ヒアルロン酸注射一回で、肩痛治っちゃう人もいるらしいよ。でも、効かない人には全然効かないって」

という情報を聞く。

早速古い診察券を引っ張り出し
地元の整形外科に電話。

「ヒアルロン酸と消炎剤の入った注射は受けられますか?」



はいはいやってますよー。

都会に行かなくてもよい?
今時は地元の整形外科も進んでるなー
やや感謝の気持ちに包まれながら病院へ。

特に痛みを感じる場所に二箇所
注射をうってもらう。



刺すのは1ミリくらい。
チュッ、と終わっちゃいました。
すぐに痛みはひかないけれど
2、3日後から1週間くらいは
ややラクになったような。

しかし

どうやら

鎮痛剤だけよね、この成分表。

ヒアルロン酸

入ってないやーーーーん!


というわけで
やはり私立病院または都会の整形外科に
行かねばならないようです。


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