恋とおやつ手帖


PROFILE

ばんばりえ

主婦ときどきライター。
ご近所専門オーダーメイドケータリン
グ『キッチンよもぎ食堂』を主宰。お
教室に習いに行くほどプロレスに夢中
な40代を過ごしています。好きなおや
つはブッセ、うにせん、麦チョコ。好
きなごはんは蕎麦と白米とピーマンの
肉詰め。好きな場所はお布団の中。
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さくいん
年末食堂

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友人宅で忘年会。
持ち寄りにしてみたので、テーブルの上はすごい量の料理で埋まってしまった☆お刺身、大根と鮭のサラダ、ボイルブロッコリー、ミートパイ、もつ煮込み、サーモンローフ、オリーブの生ハム巻きフライ、ポテトサラダ、チキンの野菜たっぷり煮、菠薐草ベーグルのラスク、フランスパン。
白が一本と赤が3本空いて、わたしが自動コルク空けを失敗して、赤ワインでラグをよごすーー(ごめんちゃい)。

クリスマス会のはずが流れてこっちになったのだけど、年末のほうが、なんかちょっといいなと思った。華やかなのにしみじみしてて、明日か明後日には大晦日なんてとこがいいなと思った。これはつまり『年末食堂』です。らいねんもいいな、年末食堂開催。

すこし前から「スナックやりてぇ〜〜〜〜」という煩悩がぼやんぼやんしていて、来年地元でクラブイベントをしようと借りれるスナック探しなんかしてるせいもあって、よりより「スナックやりてぇ〜〜」と、ワクワクしている。こういうのは予定もないし、計画性もないのだけど、そんなことはどうでもいい。
ぼやんぼやん考えるのが楽しくて、考えているうちにまとまったりまとまんなかったりする。で、ここ2、3日は「スナックの名前を考える週間」に入っているのですが。
仮の名前が思いついて、今朝は楽しい。

『キッチンよもぎ食堂(プロレス)』

ということに仮でなりました。
ものすごくごはんに力が入るので、キッチンで食堂。
テレビではいつもプロレスが流れていると予想されるので(チャンネル権は主人にあり☆)やっぱりそこは謳っていかないと、というところです。
「雰囲気に合わないプロレスファンの方には退出していただくことがあります」
という、レフェリーに逆らったら殴るぞコラーっ、という前提もつくっておいて(となると、最低限の絞め技を会得しておかなければならにゃい)、道場の友達にもパトロールのために出入りしていただいて、と。
いろいろ、イメージの段階では、準備万端です。
あとは、いつかまとまるのかまとまらぬのか。



さて。よいお年を!!!!!!!!!
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| からいもの | 13:21 | trackbacks(0) |
観覧車と朝ごはん
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友達が仕事を兼ねて上京してきた。
誰ぞかの本で読んだということで、ホテルのモーニングを一緒にということになった。
早朝の東京ドームホテル。

ホテルがだいすきなわたしは「イエスッ」と答えて駆けつけて
ブッフェコーナーをぐるりとまわる。
メニューはさほど多くはないけれど、必要なものは揃っていて丁度いい。

窓の外には観覧車やジェットコースターの線路が見えて
明るくておだやかで、ホテルらしい「完全に守られた快適空間」を堪能することができた。
息子ちゃんにごはんを食べさせるのが忙しい友達とはまとまったハナシをするのは難しいのだけれど、「顔を見れたからいい」というのが大事なとこ。


ランチも飲み会も「いちおう元気でそこにいる」のを確認できるのがいいのだと思う。

つかのまの再会を終えてバイバイ。

また来年。

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| - | 04:36 | trackbacks(0) |
冬のフレッシュネス
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冬のフレッシュネスバーガーが好きです。
お茶がしたいんじゃなくて、入りたいから入っちゃう感じで
入ったから満足しちゃう感じで
食べたり飲んだり。これが年末だと、よりよりいい。
寒くて冬で年末で温かい飲み物で。

好きな場所にいると、もくもく考え事しちゃうのが楽しい。
あたまのなかに浮かんできたことを
メモもできずに、いっしょうけんめい覚えて帰ろうとするのが楽しい。

1個50円のドーナツが籠の中に縦横きれいに整頓されていて
おなじものをつくりたくなった。
ドーナツは揚げたことがないので、よりより楽しみ。


蔓もひさしぶりに編んでみようか。
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| あまいもの | 04:33 | trackbacks(0) |
伊丹刑事とコイヌちゃん
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今年もあとちょっとで、今日は12月の24日。
とくにこの日に意味はなくて、体が空いたのが今日の今ってだけなのだけど、今現在コイヌはこんな感じです。まだコイヌが家にいたときには、ピアノの発表会でいただくような、大きな大きな花束をいくつも戴きました。それはもうコイヌの体より格段に大きくて、ありがたいと同時にけっこうびっくりしていたもんでした。みんな、本当にありがとう。

夏、長い看護を見据えて髪を切り、外出しない暮らしとして幾つかの新しい作業を導入しました。それは却って体力を酷使するものではあったけれど、やはり、人生を誰かのせいにしてはいけないと思ったのが大きな理由でした。制約が増えたときこそ、よりより好きなことをやらなければいけない。という持論。3年くらいこんな状態かしらん、という楽観的な未来展望してたんだけど、ま、未来は未来、今は今。
翌日も変わらず洗濯機を回し、ごはんをつくり、以前と何ひとつ変えずに休みもせずに3週間ほど暮らすことを選びました。動物保険の解約の手続きをして、酸素室の返却手続きをして、
成犬譲渡の会に死亡届けを出した後、1週間かけて毎日事情聴取を行いましたよ。脳内でね、自分でね。前回にも書いたけれど、やっぱり当人にとっては「たられば」は「たられば」なのです。頭から振り払えるはずがない。でも、いつか全てが薄くなってゆくと知っているし、そんな人間の機能を信頼しているから、ここは1つ徹底的に問い詰めてしまおうと思ったわけ。
テレ朝ファンのわたしにとって「事情聴取」と「実況検分」は大層身近なものなので、初めて自分に取り入れてみたけれど便利なものだと思いました。で、1人で2役やると、感情が壊れちゃうからね、相棒の伊丹刑事にまるまる1週間手伝っていただきました。
「だから、なんども話したじゃないですか!」
「なんどでも話すんだよ」
っていう、あれね。
「何か見落としがあるはずなんだ。どんなことでもいいから思い出してくれ」
っていう、あれね。
1日2日と時間が経つと、細かいことは忘れていってしまうけれど、感情だけは淀んだり強くなったりしてしまいがちだから、やっぱり大事なのは自分が知っている事実だと思うのです。事実を全部見たら、感情の揺れ方も変わる。簡単に言えば真摯に考えるということ。でも、実際の事情聴取と違い、白熱灯を当てられて寝かせてもらえなかったり、机を蹴飛ばされたりしないわけで、自分でする事情聴取はぜんぜん優しいです。参考までに☆

そんなきつい1週間が過ぎると、脳が停止して、コイヌのことを1つも思い出せなくなりました。写真を見ても「本当にうちにいたんだろうか?」なんて思ったりして。でも、これは脳が感情を守るために行っているんだなと冷えたところで分かっていたので、そのまままた1週間を過ごしてみました。3週間目、お見舞いに来ていただいたり、お見舞いを頂戴したりした方々(10人をポンと超えてしまいました)にお礼状とお菓子を作る作業。ここで、改めてコイヌと動物愛護相談センターで初対面した日から今日までのことを、できるだけ詳細に思い出してみたら、今度は脳が動きだした。「こういう風に、感情は順を追って変化していくんだな」と体感してみて、すごく安心しました。そして、身近な友達にやっと、自分が思っていたことをぽつぽつと話すことができて、みんながみんなそっとしておいてくれたことも、本当に有り難いと思ったのでした。

体調を崩すまいとできるだけストレッチや運動をしていたので、大きく寝込んだりもしませんでした。でも、あれね、隙間が嫌なのね、時間の。当然、その直後から緊張していて、むしろ張りつめた状態を選んで暮らしてきたのだけど、緊張にもどうやら種類があって、最近はちょっと辛い。どう辛いかというと、ザワザワブルブルしたゆるい緊張が体の内側を支配していて、ずーっと体が震えている状態。外側からは見えないけれど、ずーっと震えていて嫌な。出来事と出来事の隙間が空くと辛い。女子で言うところの生理の波にある感じ。次の段階は、この震えがとれることなんだろうなーと、淡々と見守っている(自分を)クリスマスイブです。


どんなことがあっても、わたしたちはエスカレーターに乗っちゃってるようなもん。気付けば景色は変わっていきます。
がんばらなくてもいいけど、真剣にね。
メリークリスマス。
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| かわいいもの | 17:49 | trackbacks(0) |
アメリカンアップルパイ
 

パーティー料理の試作。
料理ユニットGOMAさんの本にあったサンドイッチタワーを作りました。
型抜きで抜くので、端っこが山のように余るという贅沢な料理なのですが
かわいいのねー、やっぱり。
本当は竹串の一番上に色紙で作った飾りをつけるのですが、時間切れで今回はこんな。
次回はもっと美味しく上手に作ってみたいもんです。

さて、そして、もひとつは甘味。

パイ生地というのは買うものだと思いこんできたのですが、とうとうパイ生地にも手を出したのれす。ヨーロッパ風のパリパリのパイ生地ではなくて、アメリカ風の層の少ないパイ生地のほう。フードプロセッサも使わず、スケッパーを両手にカンカンカンカンッとバターと小麦粉を叩いてみました。
これね、さすがに一度目は失敗すると思ったの。もったりすると思ったの。それがいきなりできました。できるもんです。すごいなーーーと感心。食べながらも、なんか感心。パイって大すきで、特に辛いパイ(食事パイ)が好きなので、豆とかチキンとかビーフとかポークとか内蔵とかいろいろ包んでみようと思います。


アメリカンパイは、サックリサックリ。
ホッとする食感☆
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| キッチンよもぎ食堂 | 18:50 | trackbacks(0) |
キレイナビクリスマス女子会
 



さて。
キレイナビ主催の『クリスマス女子会』に伺ってきましたよ。
去年はクロエのクリスマスパーティーで今年はキレイナビのでしょう。
普段いないような場所にいくと、楽しいーーー。

この会はコスメサイトのキレイナビさんが「みなさんの顔が見えるような会を」ということで開かれた初めてのイベントで、わたしもここ3年記事を書かせていただいているので、ぜひ一度見てみたいなーとお願いして参加したものです。
希望のあったユーザーさん30名ほどをご招待しての、クリスマス女子会。
ワインの会社の方がいらしていて、4種類のワインをいただき放題☆テーブルにはパーティーらしい片手でつまめるオードブルがいっぱいと、おひとりに1つのケーキ。そして、4つのコスメブースがあって、つまり、コスメのお試しをしながら、ちょっと席に戻ってつまんで飲んでお喋りして、トークショーがあって、プレゼントタイムがあって、そしたら1時間半があっという間に過ぎちゃって、袋2つ分のお土産をもらって、キャーキャー言いながらお友達同士でどっかでお酒やお茶なんかしながら袋の中味を取り出してキャーキャー言う(←という想像)、時間もコンパクトなのに、中味はギュウギュウの、女子にとっては至れり尽くせりのイベントでした。

イベントの日付が15日。
クリスマスの10日前なのれすよ。
山のようなコスメが写真のように、目の前に!

・ダイエットティー
・青汁
・アロマキャンドル
・ボディクリーム
・美肌水
・コラーゲン粉末
・オーガニックシリアルとお菓子
・オラクルのトライアルセット
・小さいワイン

商品名じゃなくて申し訳ないのですが、みんなみんな効きそうなメーカーさんばかり〜〜。わたしは美容には疎いので、おすすめでフルセットいただいちゃったら嬉しくて嬉しくて嬉しくて☆ここは女らしく、どかんと全部封を切りましたよん。
クリスマスイブにはわたくし、家でGHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合を生で見ますが(いっぱい作っていっぱい食べていっぱい飲んで応援するのよ)、せっかくクリスマス前にいただいたコスメグッズなのだから、クリスマスまでに一生懸命きれいになるのん。

イベントに来ていた女子のみなさんはお化粧は濃くないけど、さすが肌のきれいな人が多かったので、わたしも見習いたいと思います。じきに40代がやってくるしね。どんな40代になりたいか、ちゃんと考えなくちゃ2010、師走。
そんなわけで、ユーザーのみなさんの女子力に影響を受けた素敵なイベントでした。マツミカ社長、ありがとう〜〜〜〜〜。



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| かわいいもの | 17:35 | trackbacks(0) |
いまの恋とまえの恋
 

2人の友達から同時に恋のハナシを聞いている。
1人は静かに箱にしまった恋の話で、1人はきゃあきゃあ言ってる恋の話。
どちらの話にも、うんうんとうなずき(メールでも同じく)
片方にはあるねあるね♪とニコニコして、ドキドキして
片方には仕方ないね、としんみりして、チクチクして
1日に両方の気持ちを行ったり来たりする。

わたしには今現在好きな人がいないので
共感しているときは、まえの恋を思い出しているっぽい。
知らずによいしょっと誰かさんが引っ張りだされて
友達といっしょに嬉しくなってみたり、切なくなってみたりしている。

片思い派だったのに
ちょっと、片思いとかしたくなくなっちゃったこのごろ。
写真は絵を描いてみたちらし寿司。
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| 恋とか | 01:57 | trackbacks(0) |
ハッロングロットル

北欧のお菓子屋さんでは通年売られている、定番のクッキーだというこの『ハッロングロットル』。
焼き菓子っていうのは、焼きたてが一等美味しいので、作ってみたのですが。
ほんとうに焼きたては一等美味しい。

その昔、缶入りのクッキー詰め合わせの中には、必ずジャムのクッキーがあって、それはいちばん後回しでした。決まって赤いジャム。うーん、いちばん後回し。でも、自分で焼いてみたら、このジャムがちっとも邪魔にならない。マーマレードってとこもいいのかな。

バターがたっぷりで、片栗粉のおかげでホロっとくずれる。
通年売られているらしいけれど、わたしにはどこかクリスマスを感じてしまい、今年はケーキの横に焼き菓子もたくさん乗せたくなっちゃった。
うんと地味だったり、うんと派手だったり、はっきりしているものが好きなわたしとしては、賑やかなときはうんと賑やかしくしたい。
クリスマスは、つまり日本で言うと「慰労と忘年会」が混ざったようなもんだと思うから☆

すでにちょびっとフラフラする師走ですが、もすこし走って倒れたいと思います。
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| あまいもの | 12:32 | trackbacks(0) |
忘年会の花園饅頭


忘年会がありました。
寒いので七輪を出したのですが、炭火ってのは便利なもので、なんでも焼ける。
なんでも焼くとおいしくなる。という機能が備わっています。
野菜を焼きの、鮪を焼きの、練り物を焼きの、饅頭を焼きの
おっと、饅頭は焼かない?
饅頭を焼かないの?
七輪があるんだったら、焼かないと。饅頭。
うさぎだけどいいかなあ、とか言いながら、焼かないと。

クッキーかなんかも、もう一度焼くと美味しくなるもんなんです。
シュークリームなんかも、軽くあぶると美味しくなるもんなんです。
しかも、餡ものは特にね。
そういうもんなのん。
この日集まった5人は、誰もがお酒と甘味がイケルひとたちだったので
日本酒を1升と焼酎を1本と半分空けながら、辛い甘いを繰り返したのでした。

ちなみに餡は鉄分が多い食物です。
最近は、肝臓がわるーい人は鉄分を控えるべし的な流行があるらしいです。
反対に、貧血気味の女子はダイエットとは別の軸で餡が向いているみたいです。









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| あまいもの | 16:41 | trackbacks(0) |
看護のコマンド(長いよ)
コイヌが死んだ。
夏のすこし前から体調が思わしくなくなり、真夏のまんなかに入院した。肺の血栓が詰まって呼吸が困難になる病気だった。ポンと取ったら治ることではなかったので、血栓を溶かすお薬を飲んで、酸素室で安静にするという治療となった。

あれから三ヶ月とすこし。
夏は室内の温度と湿度を下げるのに、氷の奴隷となり
秋は長雨の湿度対策に苦戦した(温度は下げたくないが、というね)
冬は室内の保温と加湿に気を配った。
酸素室のお世話がこんな感じで、コイヌのお世話としては、
食欲の調整、酸素マスクの付け外し調整、ブラッシング、耳掃除、目脂掃除、鼻水掃除、点眼、点鼻、背中と足のマッサージ、トイレ、気分転換に酸素ホースを伸ばして縁台やお布団への外出、散髪、半分寝ずの夜当番。
まいにち全てをこなしました!とは言わないが、それなりにそれは日々の仕事であった。

当初は初めてのことすぎて気が張っているので
慣れない疲労を飛ばすために、朝も早く起きて(自然には起きれない、氷水洗顔とか〜)、あれこれあれこれと世話をこなし、病気への対策を日々検討した。2ヶ月も過ぎたころから、日々の容態の変化を把握しはじめて、お世話のあれこれにも体が慣れてくる。気力は体力からくるので、空手道場や友達が教えているヒップホップのダンスのクラスに行ける限り顔を出して体力を養っていた。まあ、しかし、眠いのですよ。もういい加減にけっこう脳が動かないなと思いはじめた1週間前から、ボリボリと氷砂糖を噛みながら脳を働かせて動いていた。今週は昨日の大雨の予兆で、何日か前からコイヌの食欲も落ちていた。

気圧が変わるとき温度と湿度が動く。体の何十パーだかは水でできているので、体のわるい人や体の弱い人にとって気圧の変化は最悪だ。でも、雨さえ降ってしまえば体調はまた戻ると経験で知っていたので、大きな心配はしていなかった。雨は12月とは思えないほどに激しく降り、今朝は急に暖かくなった。ということに、脳みそと体感温度が追いつかなかった。着替えをさせて、タオルをとりかえる、という日々の行為でコイヌの肺の体力が尽きてしまった。あと1ミリだか1cmだか、いつ尽きてしまっても多分そんなに不思議ではなかったのだけど、最後のスイッチを押したのだという手の感触は消えないと思う。看護に「たられば」は持ち込むべきではないけれど、当然「たられば」はつきものだ。
そして、「たられば」の後、ここ一週間の病状をゆっくりと思い出して辻褄を合わせたあと、看護に対する「コマンド」というものに行き着いた。


さて、コマンドとはなにか?


それは『ドラクエ』でいうところの部隊の戦い方の指示で
「みんながんばれ」、「ガンガンいこうぜ」、「いのちだいじに」
「じゅもんつかうな」、「じゅもんせつやく」、「いろいろやろうぜ」
などのあれこれ。
看護は日々迷うことばかりの作業で、実際には1つの方針を貫き通すことは無理である。無理なのだけれど、これがなぜ必要なのかというと、わたしのように脳みそが動かなくなってきた頃、なにをするべきかしたかったのかの判断を1人で下せなくなるから。
「今日はどういうお世話をするべきか?」
というお題になると、それは感情とスケジュールも絡まって、ええと…となるけれど(脳が疲れてきた頃ね)
「今日はどのコマンドなのか?」
となれば、だいぶん選択の的が絞られてくる。ドラクエのコマンド内容はそのまま使えないので、それぞれのご家庭のアレンジが必要となるけれど、一度決めて冷蔵庫にでもペタと貼っておけば、複数の人が共通で確認しあえるものとなる。と思う。
たとえば今日は
「とにかく長生き!」だったのか
「すこしがんばれ」だったのか
わたしは決めることなく、スケジュールを優先して、世話の種類を選んでしまったと言える。


と、ここまで書いて、そろそろ体が止まってきたよ。
ああ、つかれたなぁ……。
そうだ、ついでだから最後にひとこと。
よく「偉いよね〜〜、あたしにはできなぁい」と言われることがあるのだけど、できなぁい、と、やんわり堂々「やらない宣言」をされてしまうために、「誰かがやらなきゃいけないから、自分がその仕事もします」ということが起こるわけで、すこしでいいからやってくださいょ。頼むよ。なんでもいいから、荷物を1つだけ増やして生きてよ。
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| 人生とか | 06:04 | trackbacks(0) |
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