恋とおやつ手帖


PROFILE

ばんばりえ

主婦ときどきライター。
ご近所専門オーダーメイドケータリン
グ『キッチンよもぎ食堂』を主宰。お
教室に習いに行くほどプロレスに夢中
な40代を過ごしています。好きなおや
つはブッセ、うにせん、麦チョコ。好
きなごはんは蕎麦と白米とピーマンの
肉詰め。好きな場所はお布団の中。
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さくいん
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喫茶店にて

喫茶店のひと席で編物をしていた。


近所の喫茶KOIZUMI。


ここ、椅子がよいの。


隣りから60代女性2人の会話が聞こえる。


「もらったら、何かしらお返しをするものじゃない?そういうのがないのよ」

お向かいのお友達は足がブランッブランッしちゃうくらい、長い愚痴を聞かされている模様。お返しをくれないのはお嫁さんらしい。しばらくしてお友達がトイレに席を立つと、お返しさんがわたしに話しかけてきた。



「あら、編物?なにそれ売るのー?」

「とんでもないです」

「わたしはパステル画をやってるのよー」

「いいですよね、趣味があるって」

「そうなの。描いたら人にあげちゃうの。あなたもあげるの?」

「いえいえ、とんでもない」

「でも、あれよ。お返しなんて期待しちゃだめよー。ほんと期待しちゃだめ」


あげなきゃいいのに、パステル画。

40代のうちに「女子の人にあげたい癖」については、きちんと理解しておこうと思った午後でした。



もったりと重い哀しみをもらって、やや肩凝ったけれど、持ち帰りでお願いした珈琲豆のキュートさが哀しみをさらってくれたのよ!ご近所同士よと言われてるみたいで嬉しい簡易パッケージ。KOIZUMIは昭和スタイルの珈琲の味です(マスターは30代)。

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