恋とおやつ手帖


PROFILE

ばんばりえ

主婦ときどきライター。
ご近所専門オーダーメイドケータリン
グ『キッチンよもぎ食堂』を主宰。お
教室に習いに行くほどプロレスに夢中
な40代を過ごしています。好きなおや
つはブッセ、うにせん、麦チョコ。好
きなごはんは蕎麦と白米とピーマンの
肉詰め。好きな場所はお布団の中。
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さくいん
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【キレイファイター】(11) MIZUKI選手に聞く、笑顔のひみつ

キレイファイター第11回目は、LLPW-X所属「歌って踊って闘うアイドル」としてリングとステージ両方で活躍する、ブリバトの「みずぴょん」ことMIZUKI選手が登場です。長い手足と運動センス、王道ベビーフェイスなどスターの条件を幾つも持ちつつ、群を抜いて目立っているのが「笑顔」。人の緊張をほどいて場を和ませる、包容力的な笑顔を持つ彼女に「どうしたらみずぴょんみたいに笑えるの?」って率直にお聞きしてきました。笑顔が苦手だと思ってる女子のみなさん、必見です。(撮影協力:KAKULULU



ほんとに
なんにも
ひとりではできないんです



――ここ最近自分があまり笑ってないような気がしてるんです。単純に忙しかったり疲れていたり、体調悪かったりで仕方もないのだけど、いまいちパワーが出ない。でも、笑顔の女子に会うと疲れても楽しくなる。落ち気味だった機嫌もよくなっちゃうんですよね。

なっちゃいますねー。



――なっちゃうんですよねー。向かい側にいる人がニコニコ笑ってる。それだけで空気が変わるんですね。そんな風に「笑顔ひとつあれば」と思う機会が増えてるんです。まずは笑顔ありきというか、笑顔ひとつあれば変わること、笑顔ひとつあれば何とかなるかもしれないこと。リング内外で見せるMIZUKI選手の笑顔を見て、そんなこと考え始めました。

へへ。でも、今まで笑顔を意識したことがないので、何を話せばいいものやら(笑)

――呼吸をするのと同じくらい日常的なことですからね。では、たとえばMIZUKI選手が「笑顔ひとつあれば乗り切れる」と思う瞬間はどんな時ですか?

む、えっと、分からないことがあったら笑って誤魔化せ!(笑)ピンチの時は笑って誤魔化します!

――なるほど。ものすごく実践的な乗り切りの瞬間ですね。

間違っちゃった時とか失敗しちゃった時、笑っちゃうとちょっと落ち着くんですよ♪

――無意識なんでしょうけど、失敗した時に萎縮しない方法なんですね。小さい頃はどんな子でした?

たぶん、超げんきでした☆ 家でゲームしてるより毎日外で鬼ごっこしてるみたいな。両親がすごいアウトドア派だったので、旅行もホテルや旅館じゃなくてテントやコテージに泊まって、バーベキューとかキャンプとか。

――大人しくて女の子らしいと思ってるファンの人も多いのに、全然違う。

虫とか触れなさそうとか、プール泳げなさそうとか、何にもできなさそうって言われますね〜。でも実際は…海に行ってお母さんに「足だけだよ」って言われても全身入っちゃう(笑)帰りは頭からゴミ袋かぶせられて帰ってきたりしました。

――笑って誤魔化してるのが目に浮かぶ…。笑っちゃったほうがスムーズな場面は意外と多いのかもしれないですね。意外とね!意外と!ところでよく笑う女の子はさぞよく泣くだろうと思いきや、悔しい、悲しいという感情ではあまり泣き顔を見せないですね。

もともとすごい負けず嫌いなんです。17歳になった月に東京に出てきたので「ホームシックないの?偉いね」って言われるけど、帰れないんですよ。神戸に帰って「なんで帰ってきたの?」「淋しかったから?」とか聞かれるの……恥ずかしいッ!(笑)

――ホームシックに負けず嫌いが勝った!泣き虫の妹キャラみたいに思われてるのにね。

こう見えて、実はお姉ちゃん。えへへ。

――おお。まさかのお姉ちゃん。そのせいか、負けず嫌いなのは伝わってくるけれど「気が強い」「我が強い」という印象はないです。悔し泣きよりも、嬉し泣きしている場面をよく見かけますね。

レギュラー参戦させてもらってる我闘雲舞(ガトームーブ)さんはエンディングで客席を回って皆さんと握手させていただくんです。試合に負けた時は「ここで泣いたら負けだ」と思って我慢するんだけど、皆さんに「頑張ったね」「次こそ勝ってね」とか言われると保ってたものが保てなくなって、ホォワァ―――ッッってなっちゃう。

――認めてもらった感でしょうか。

応援してくれてたんだーーー!って嬉しくて。ミズキ、すごい緊張するので、誰かが応援してくれてるってことが支えなんです。

――デビュー4年目になってベルトに挑戦する機会やメインイベントへの抜擢など増えてますよね。自分のことをまだ知らないお客さんも多い客席。緊張して小さく縮こまってても不思議じゃないのに、MIZUKI選手は両手でトップロープをつかんでリングから四方を見回しますね。その際に必ず知ってる顔を見つけて手を振ってる。余裕のない場面ですごいなと感心してます。

たぶん、人一倍緊張してて、控室でもずっと緊張してて…だけど、そんな緊張のリングから周り見て誰かと目が合ったら笑顔になってくれるじゃないですか。それでホッとするっていうか、ちょっと落ち着くんです。その笑顔に支えてもらってる。紙テープ* も応援してくれる人がいなかったらなくて「今日、紙テープが飛んだぁー」って、またちょっと落ち着くみたいな。ほんとに、なんにもひとりではできない。

――緊張も1人で抱えこんでるだけじゃ余裕がなくなるだけ。自分で頑張らなきゃって思いがちだけど、実は不機嫌になるばっかりでキャパオーバーなこと多いですもんね。「ひとりでは無理だから」誰かに助けてもらって、温かい気持ちになって笑顔になって進んでいくんだ。

えへへへ、なーんてこった(笑)

――いい、いい!むしろ素敵!1人で頑張りすぎちゃうと結局1人になっちゃうから!

*プロレスではリングに入場して名前をコールされる時にファンの人が応援の紙テープを投げ入れる風習がある。紙テープの量は人気のバロメーター。



相手との間の
固まった空気が嫌いなんです



――笑顔って必ず人と人の間にあるものですよね。大事なものだと分かってる。でも、わたしみたいに笑うのが苦手な人って結構いると思うんです。

えー、いつも笑顔じゃないですか。

――それはそれこそ、相手がMIZUKI選手だからですよ。MIZUKI選手には人を緊張させない才能があるんです。いつも笑ってるでしょう?



へ?そんなことないですよ。朝起きた時は笑ってないし、道場では今寒いから顔固まってるし、真面目な話してる時は真面目な顔してます(キッパリ)

――分かりました分かりました(笑)なんだろう、空気が…ニコニコしてるのかな。多分、MIZUKI選手の輪郭の空気が柔らかいんです。お菓子みたいに甘いわけじゃなくて、フーフーして冷ました温かい飲み物みたいな。人とすぐ打ちとける準備が出来てる。

そうなんですかね。でも、すごい人見知りですよ。

――人見知り!?誰とでも向かい合った瞬間にパッと笑顔になれるのに?

ミズキはたぶん人見知りだから、相手との間の固まっちゃう空気が嫌いなんですよ。こっちがクッて緊張してると向こうもクッてなって、そしたら自分からも話しかけられなくなっちゃうし、相手からも話しかけてもらえなくなっちゃう。それでお互い話せなくなっちゃうのがほんとに嫌。

――それで、先に笑う?

うーん、でも…なんで笑ってるんだろう???

――相手との固まった空気が嫌いで、先に壊すほうなんですね。

そう!その空気が壊れたら、向こうから話しかけてくれるじゃないですか。で、話しかけてもらえるとこっちも話せる。

――相手から話しかけてもらってる感覚なんですね。

はい。自分から話しかけることはできないんです。ほんと人見知りだから、来てくれた人じゃないと話せなくて…。

――相手は自分から話しかけた意識ないかもしれないですよ?なぜなら、先にMIZUKI選手が笑ってくれたから。むしろ笑顔が最初の一手になってるっぽい。

ほんとに?えーむずかしーーー。

――笑ってくれたから笑い返した、それが会話の一部になってる。そこから始まってる気がします。笑顔ひとつが100の言葉に匹敵してる。

ほんとうにそうだったら、すごい素敵!



ひとりの時間が長いから
たぶん人と会うのが楽しいんです



――笑顔をもらうと無条件に温かい気持ちになりますよね。笑顔をもらった瞬間に気持ちがほどけてるし、相手に対して安心してる。笑顔が苦手なわたしでも笑顔スイッチが入るんですよ。その空気を自分があげられる人になりたいんです。何をどう練習すればできますか!先生!



先生んなっちゃった!!!!

――先生

ひゃ。えっとですね(腕を組んでみる)、ミズキこっちに来てからひとりのラクさを知っちゃったんですよ。部屋にいる時間はいつでも自分だけの時間だし、買い物行くのもひとり。友達と行くのが嫌いってわけじゃないんですけど、ひとりだと「は〜、あっち行こ〜」ってできるじゃないですか。

――寂しくならないですか?

神戸に帰って家族や友達に会ったあと別れるとすごく寂しいです。

――楽しい時間や出来事が、ドアが閉まるみたいにパタンと終わってしまう瞬間が辛いんですよね。

神戸にいる時は家族といる時間、友達に会う時間で1日が埋まっちゃうからひとりの時間がなくて、でも神戸を出たらひとりだから、その温度差に耐えられなくなっちゃう。でも普通の生活に戻っていけば大丈夫になるんです。

――1人暮らしだということ自体の寂しさではないんですね。

ひとり大好きですよ。でも、ごはんは誰かと食べたほうが美味しい。ひとりの時間が長いから、たぶん人と会うのが楽しいんですね

――人と会うのが楽しい。ってシンプルながらとっても素敵な感情ですね。1人の時間が好きなように、人との時間も好きというのが大前提!何かを練習するでなく、まずは人を好きであれと!

ま、ミズキはいつも、ぅわぁ〜〜〜って感じです。

――もぉ、擬音で伝えないで!分かんない!



自分の周りにいる人は
もれなく
みんな味方です



――MIZUKI選手を見ていると笑顔はものすごい武器なんだなって分かります。のんびりした場面でも固い場面でもピンチの場面でも、自分から笑顔を出せたら、きっとその一歩先に行けるはず。ただ、やっぱりいざ「笑顔」って、これができないんですよー。



できますよー(ニコニコ)。

――さっきの「向かい合った相手との固まった空気を笑顔で壊す」も、わたしみたいに笑うの苦手な人がしたら、実にビミョーな笑顔が出ちゃうと思うんです。笑おうと思って笑うニヤァーって不自然な感じの。自然な笑顔ってどこから出せばいいものやら。

普段意識しないのでむずかしいです。えー、笑うこと意識します?(マネージャーさんに質問)

(マネさん)笑おうと思って笑うことは仕事なんかでありますけど、あまり自然体はないですね。印象良くしましょうっていう。

――ほら!やっぱり!マネージャーさんの気持ちはめっちゃ分かりますもん。

(キレイナビ)キレイナビでも、口角を上げるフェイスヨガの方とコラボしてる記事がありますよ。唇の内側にストローを切って入れておくんです。すると口角が上がるんですって。

――ほら!ほらほら!一般的には口角を上げる練習からするものなんですよ。

そーいうもんですかねぇ。んー、たとえば「笑わなきゃ」って思わないとかは?

――笑わなきゃ、って思ってますね。苦手だから余計意識するんです…。

みんな写真撮られる時に「にこっ」って感じじゃないですか。だけど、それをやめる。その笑顔を目の前でされるのはあんまり…好きじゃないです。写真撮られてるときはカメラ持ってる人がこっち見てるわけなんですけど、カメラ覗いてる人がいる――って思うと、ミズキは笑っちゃうんですよ。

――カメラじゃなくてカメラ覗いてる人見てるんだ。

カメラのレンズは緊張するけれど、カメラを持ってる人は大丈夫☆ 自分の周りにいる人は、みんな味方だって思えば怖くないんです。わざわざ近寄ってきて意地悪言いにくる人なんて少ない。だから誰かと向かい合っても、なんか、きっといい人だから大丈夫なんです。

――思ってるより人は優しいと感じるか、世の中は嫌な人が多いと感じるかは、大きな違いですね。

嫌なこと言われるとめっちゃ気にするタイプなんですけど、だからこそ嫌なことは小さいことにしちゃうんです。だって、今応援してくれてる人は味方でいてくれる。ミズキはそんなたくさんの友達が欲しいわけじゃなくて、ほんとに何人かが自分のことを分かってくれたらいいなって思ってるんです。だからその子たちには絶対的な信頼があるし、信じてくれる人をミズキも信じる。

――会社や学校でも自分のことを好意的に思ってくれてるだろう人は「応援してくれる人」であり「味方」だと思っていいんですね。

はい、もれなくみんな味方です

――またMIZUKI選手のほうから先に「味方宣言」してる。人間関係に対しての考え方を聞いてると「もらって返して」のアクションを相手に委ねていないところに脱帽です。何かをしてもらおうと思ってないもの。MIZUKI選手自身が打ちとける準備をしてるし、相手に笑いかけてもらえる環境を作ってますよね。相手から先にしてほしい気持ちがあるから、怒ったり不機嫌になったりするような気がしてきました。今日はありがとうございました。わたしはMIZUKI選手の味方です

わたしもばんばさんの味方です





MIZUKI(みずき)
1995年神戸市生まれ。2012年12月29日LLPW-Xからデビュー。軽やかさとジャンプ力、笑顔を武器にリングをかき回すムードメイカーとして「我闘雲舞」を主戦場に「SEAdLINNNG」「アイスリボン」など活躍の場を拡大中。パワーファイターSAKI選手とのコンビは次世代を担うタッグチームとして2016年の飛躍に注目が集まる。毎週金曜日にはアキバエンタメステージで定期ライブを開催している。


 
| キレイファイター | 11:59 | trackbacks(0) |
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