恋とおやつ手帖


PROFILE

ばんばりえ

主婦ときどきライター。
ご近所専門オーダーメイドケータリン
グ『キッチンよもぎ食堂』を主宰。お
教室に習いに行くほどプロレスに夢中
な40代を過ごしています。好きなおや
つはブッセ、うにせん、麦チョコ。好
きなごはんは蕎麦と白米とピーマンの
肉詰め。好きな場所はお布団の中。
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さくいん
長崎、TERAYA


新潟の友人の町に遊びにいった。

「一軒空いてるか家があるから、宿代はタダだよ」

ということで、東京から、伊勢から、長崎から、人が集まる。宿代が浮くとなれば、交通費と食費、そして心に余裕が出るものです。ありがたい。

長崎さんは友人の友人で、当日に男子だということが判明。向井理似。のったりふらり、にこにこしている。

のったりふらりの向井理が、集まったみんなに順番にお土産を配って歩く。

「長崎のふんどし屋のふんどしです」





長崎の名物がふんどしだとは知らなかった(カステラもくれた)。着物地の豪華なふんどしを、新潟でみんなで広げて笑った。


「ふんどし屋のおねえさんが可愛いので、僕はふんどしを広めるのです」


これ以上ない、道理の通った話に「それは良いことですね」と相槌をうった新潟の夜。


ふんどし TERAYA

| 恋とか | 11:40 | trackbacks(0) |
男子に作ってほしい料理(1)ぶっかけ蕎麦




体調いまいちでツルツルっといきたくなったから、ぶっかけ蕎麦。大根おろし、揚げ玉、紫蘇、海苔、ごま。乾蕎麦をザラザラっと茹でながら海苔や大葉を刻んでいたら、こういうのサラッと作ってくれる男子があったらちょっと感動しちゃうと思った。



料理上手な男子に特に興味もないから作ってほしい料理について考えたこともなかったけど、そのテーマだけで一晩ガールズトークして飲めたじゃないの!楽しそうじゃないの、ふふふ。



まずはぶっかけ蕎麦でしょう。それから紅ショウガと青海苔と刻み海苔がたくさんのヤキソバ。トーストを上手に焼ける人だったらうれしいなー。ついでに珈琲も上手にいれてください。炒め物だったらチンジャオロースとエビチリを。和食だったらなんだろな。



なんだろな。



なんだろな。



ああー、たいした妄想も広がらずに今日はおしまい。
| 恋とか | 11:00 | trackbacks(0) |
薬指の指輪
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フェアトレードの華奢な指輪を見つけた。
それはちょうど薬指サイズで
友達といいね、いいね、と盛り上がった。
そんなに盛り上がったのに、友達は買わないと言う。

「薬指の指輪はやっぱり自分で買っちゃだめなのよ」

わたしたちは同い年なので、彼女も今年で41才。
もう関係ないじゃない、今更と言われてしまいそうな年齢。
でも、そういうことじゃなくて、この指は恋とか愛のための指って
今もなお譲れないところが、とても可愛らしくて、いじらしかった。

こだわりって、大事。
| 恋とか | 01:34 | trackbacks(0) |
愛のさざなみ
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この世に神様がぁぁ〜〜
本当にいるぅならぁぁ〜〜
あーなったに抱かれてぇ〜〜〜

っていうのは、島倉千代子の『愛のさざなみ』。
この歌、好きなんだよねー。
ガレージパンクのあんちゃんが、机の上を渡りながら熱唱してくれたのでしか、聞いたことないんだけどね☆ 

いじらしー女心。
「待ってる」なんて当然ざんす!な時代。
こういうのやっぱりちょいと憧れるのよーー。
そういう女じゃ、ないですけど。てへ☆

さざなみを象った練りきりの和菓子「さざなみ」。
シンプルだけど、職人さんのセンスを感じさせるもので、見とれてしまった。
大胆かつ丁寧。
恋も大胆なだけじゃあダメよね。
大胆で雑じゃあ。やっぱり丁寧じゃなくっちゃ。
そういう女じゃ、ないですけど。だめじゃーーーーーーーーん!


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| 恋とか | 14:27 | trackbacks(0) |
いまさらするあの子の話

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去年からひきつづき、たいへんにいそがしい。
たいへんにいそがしく、すこしゆるむと、ちょっとへこたれる。
ゆるまないように、隙間にサムライTVをつめこんで
これでもかってほど甘いラブソングをつめこんで
そして、ともだちと恋の話をしようぜーーーって、メールのお題を決めてもらってる。

女子同士なので、いっしょに過ごした時代には進行中の恋の話をしてるはずなんだけど
してない話ってのもやっぱりあるんでした。
意図的にしてなかったのーーって話もやっぱりあるんでした。

だから
あらためて好みのタイプだとか
いったい大昔のあの子のどこが好きだったのとか
実はあれはあの子でしたとか
掘ってみたり
打ち明けてみたり
してるわけです。

10数年経ってしまったから、今は互いに頻繁に会わないから
こんなやりとりをしたくなってみるんだろうな、そこがちょっと心地いいんだろうな
という、2011年の女子メール交換。
というわけで、こないだ打ち明けたあの子のことは、結構内緒なかんじでよろしく☆
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| 恋とか | 01:54 | trackbacks(0) |
恋の確率
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このごろとつぜんに気になっている。
ゲイとして暮らし、同性に恋する人生を生きる人のこと。
バイセクシャルの人間は周りにぽつぽついたけれど、ゲイの友達はあまりいない。
昔に洋服屋さんの店員さんに誘われてレズビアンナイトに一度だけ行ったことがあるくらい。

年がどんくらい離れているとか、性別がどっちだとか、結婚してるとかしてないとか、恋に関して言えば、どれも同じくらい近い場所にあるものだと思う。思うけれど、実際にその距離はそれぞれがそれぞれの立ち位置によって違うのも本当。端的に言えば、お互いの条件(あえて好みではなく)がお互いにできるだけ合えば、恋の確率は上がるもの。合わなければ、やっぱりすこし遠くなってしまうような気がする。
で、ゲイとして暮らし、恋する相手が必ずノン気の人というのもいるんだろうなと思い至ったわけである。これは、ほかの様々な条件のパターンと比べて、最も恋の確率がちいさくなってしまう。もちろん、誰だって恋人が欲しいのだから、時にはその条件をぐっと堪えてゲイの恋人を持つようにするのだろうけれど。でも、それでも、やっぱりどうしても、絶対にこっちを向いてくれないと分かっていても、片思いしちゃう人もいるんだろうな。その忍耐とはどのようなものなのだろうか、どんなことをいつも考えているんだろうか、恋の話として聞いてみたい衝動にかられている。聞く相手がそばにいないので、もやもやと頭の中で考えているのだけど。

そしたら、自分のことじゃないのに、どんどんわたしがもやもやしちゃって、胸が苦しい。もぉーどうしてくれんのよーとか思いながら、風邪も治らず。
なんだかなーの1月もまんなか。



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| 恋とか | 17:20 | trackbacks(0) |
女子とかわいい付箋
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ある年末、横浜にいる男子と刺し盛りなんかをつまみに飲んだ。
「焼きとん」というものは池袋からこっちのひとには普通の食べ物なのだけど、横浜方面では「ない」ものらしい。
ないから、わざわざ食べにくる、という。そんな年末。

一軒目の席を立つ頃に
「だから、オレ結婚できないんだなぁ〜」
とか言い出すので、二軒目は結婚問題について話し合うことになった。

さて、
結婚できるできない、というのは実際には気持ちの問題だったりするので
やっぱり「好み」とか「恋」の話をせにゃならん。
で、どんな子がいいーーのーーよーーー??と聞いみた。
「オレ、すっごい女子っぽい子がいいのよ」
ああ、女子っぽい子ね。
「分かる?女子っぽい子」
わかるよ。いいと思うよ。分かりやすい女子はいいよ。
「たとえばね、机の上にディズニーランド行ってきましたーみたいなキャラクターの文房具が置いてあるんだよ。文房具ってとこが大事なんだよ」
へー、でもなんか分かる気がする。女子と文房具。
「で、こっちに提出してくる書類に、スティッチの付箋がついてるの。え?なんでオレにスティッチ?っていう」
いいじゃん、だって可愛いもん。
「そう!それっ、可愛いからやっちゃう。それをごく普通に可愛いからってできちゃう子がいいんだなあ」

この話には、わたし、ちょっと感銘を受けました。
30もとうに過ぎた男が何を言うちょるかと思う人もいるだろうけど、結局異性と色恋の話なんてものは、バカバカしぃ感じなわけ。むしろバカバカしぃ感じがいいのよねん。可愛いじゃん(この「じゃん」は横浜人の彼に敬意を表して使用)。
と、
今年から恋の話をメールでしようぜ☆ってなったデザイナーの友達に話す。
ちょうど彼女のつくった付箋をもらったので、話した。

たしかに可愛い付箋て、ほんとに可愛い。
これが使い捨てってところが、なんとも贅沢。
わたしも女子らしく、本にペタペタ貼って、料理の勉強をするよ2011。
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| 恋とか | 16:45 | trackbacks(0) |
いまの恋とまえの恋
 

2人の友達から同時に恋のハナシを聞いている。
1人は静かに箱にしまった恋の話で、1人はきゃあきゃあ言ってる恋の話。
どちらの話にも、うんうんとうなずき(メールでも同じく)
片方にはあるねあるね♪とニコニコして、ドキドキして
片方には仕方ないね、としんみりして、チクチクして
1日に両方の気持ちを行ったり来たりする。

わたしには今現在好きな人がいないので
共感しているときは、まえの恋を思い出しているっぽい。
知らずによいしょっと誰かさんが引っ張りだされて
友達といっしょに嬉しくなってみたり、切なくなってみたりしている。

片思い派だったのに
ちょっと、片思いとかしたくなくなっちゃったこのごろ。
写真は絵を描いてみたちらし寿司。
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| 恋とか | 01:57 | trackbacks(0) |
だれでも恋をする

ときどき耳にすることがある。 「あんなおばちゃんでも結婚してるんだよー」 とか、そういうの。 こないだ聞いたできごとがある。 「最新のクロムハーツを買ったのに、モテなかった」 とか、そういうこと。 恋というものは、いちおう平等なのだけれど、モテの量でいうと平等とはいえない。そりゃ美人の元へ男は群がるし、そりゃ美男子の元へ女は群がる。とはいえ、恋というものは、誰が誰としても良いと認められているものでもある。そして、顔や服とするものでなく、人と人の人生とするものである。 たいへん大雑把な言い方をすれば、口と口があればキスはできるし、おしりとおしりがあれば(という表現でご勘弁)セックスはできるんである。結婚もできればお母さんお父さんにもなれる。あとは、人生をまあまあ楽しく生きているかどうかだと思う。まあまあってとこが大事。「自分だけ〜〜できない」みたいに思ったら最後、どんどん良くない渦巻きに吸いこまれてしまいそうだ。 話はやや逸れてしまうけれど どうしても年収幾ら幾らないと嫌だという人はお金持ちと、結婚という形式は好きじゃないという人は結婚したくない人と、子供ができないという人は子供がいなくても2人で十分だよという人と、口がないのでキスができないという人は手をつなぐほうがずっと好きという人と、いろいろな組み合わせでくっつくのだろうと思う。 自分に合った人って、くっついてみないと分からない。でも、誰にでも自分にまあまあ合った人って、いるんじゃないかって、わたしは思っている。 まずはなにか好きなものでも食べよう。 そして、好きなものが同じく好きな人と、それ、食べよう。 -----

| 恋とか | 22:32 | trackbacks(0) |
りんごのクリームタルト

そのむかし 人妻と恋をしていた友人は(恋かな?あれは) 彼女とは決して同じ交通機関を使わないというルールを持っていた。 同じ飛行機とか 同じタクシーとか車とか 同じ電車とか すべて もしも、事故に遭ったとき、同じ場所に居合せてはいけないのだそうだ。 いちおう、先方の配偶者への配慮だということらしいけれど。 ずいぶんととおい、むかしの話だ。 その頃は 恋はお菓子のように甘いもののように思えていた気がする。 それは、楽しいとか切ないとか嬉しいとか悲しいとか 自分に寄り添っている感情とはちがっていて 妄想に近い、恋のイメージのようなものだった。 秘密や背徳や淫靡などの、お芝居の演出に近いなにか。 もう、今は、そんな風には思わないけれど。 りんごのクリームタルトを焼いたら そんなことを思い出した。 -----

| 恋とか | 02:01 | trackbacks(0) |
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