2008.12.15 Monday
カラーム―13
kull aam wa antum bi-khayr:
クッル アーム ワ アントゥム ビハイル:
毎年、貴方たちが健康でありますように。の意
学校や職場からのかえり道「また明日」って言うときも
お出かけのかえり道「じゃあ、またね」って言うときも
そこには、ただのサヨナラの挨拶じゃなくて
一日の感想や、相手への気持ちも入ってると思う。
一年の締めくくりのそれならば
よりより、よりより、いろんな思いがあるはず。
というか、いろんな思いでいっぱいでいたい。
師走も終わりの時期、
日本語ならば「よいお年を」って言う。
一年のはじまりに言いそうな言葉なのに
残り少ない年末の何日かのために、相手の無事と幸せを祈ってる。
一日の終わりにも、挨拶をして
一年の終わりにも、別の言葉で挨拶をして
わたしたちは、毎日毎日、相手に思いを送ってることになる。
そんな風にわざわざ深々考えてみると、とっても不思議。
イスラム圏には年越し&元旦という儀式はないので
上記の言葉は、メッカ巡礼の最終日に行われる『犠牲祭』や
『断食明け』のときに伝えあうもの。
いろんな国でいろんなときに、いろんな言葉が交わされて
毎日の暮らしが続いていく。
そんなことを、毎月考えた一年でした。
一年間シュクラン。
種子先生、シュクラン。イラリッカー。
そして、クッル アーム ワ アントゥム ビハイル☆
アラビア語教えて書いてくれるひと
種子まち子先生
曲と演奏:フエブ
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