恋とおやつ手帖


PROFILE

ばんばりえ

主婦ときどきライター。
ご近所専門オーダーメイドケータリン
グ『キッチンよもぎ食堂』を主宰。お
教室に習いに行くほどプロレスに夢中
な40代を過ごしています。好きなおや
つはブッセ、うにせん、麦チョコ。好
きなごはんは蕎麦と白米とピーマンの
肉詰め。好きな場所はお布団の中。
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さくいん
痛みと付き合う8月の土曜日

 

仕事や

スポーツや

趣味

 

根を詰めたり、それが長時間にわたったり、さらに年月が積み重なったり。はたまた小さな怪我が治りきらずダメージが残ってしまったり。

 

身体のどこかの痛みと日々暮らしている人は多いと思う。

普通に暮らしている分には大きな問題はなく、時折疲労が蓄積した際に爆発する以外はなあなあの付き合いができる痛みもある。うーん、普通の腰痛とかはそんな感じ(普通のって適当すぎるけど)。

反対に「返せる充てのない借金の利子」みたいな痛みもあって、それは日常生活を1日1日と過ごすほどに0.0001ミリずつとか0.0001グラムずつとか積もっていく痛みもあって、ストレスでしかなくてうっとおしくて悩ましい。

 

腰のすべり症は先天性だったので腐れ縁みたいな間柄だけど

今現在、付き合いをしてるのは足指の痛みと、手小指のへバーデン結節と、両手の腱鞘炎で右手より左手のほうが痛みの主張が強い。使いすぎてることが原因なのは分かってるから、同じくらいケアをするべきだけど、スポーツ選手ではないのでケアを日々のルーティンにできない。怠けている。サボっている。言い訳する口だけ動かしている。

 

痛み自体はうっとおしいから、

痛みについて書いてる文章は倍くらいうっとおしい。

痛みについて口を開くときは、上手くいってない恋愛ぐらい「分かってほしい」からだと思う。

分かってほしくて仕方ないけど、いちばんに耳を傾けてゆっくり話を聞いてあげなきゃいけないのは自分自身なのも知ってる。自分で自分の話を聞いて自分に質問して自分と方法を相談して、うまくいかなかったら自分をなだめてあげて、自分に「とりあえず今日はよく食べてよく寝て、また明日ね」って言ってあげなきゃいけない。

 

命にかかわる病じゃないのに大袈裟に聞こえても、痛みを持ってる人にとっては全然大袈裟じゃない。痛くない人には分かってもらわなくてもいいし、聞くのは嫌なら「うるさい」と言ってくれれば「うるさくてごめんなさい。でもお前人として全然優しくねえな」と心の中で整理整頓するので大丈夫。

 

いやー、ほんとにうっとおしい文章になってきた。

ちょっと点線を入れて、区切ってみます。

心のさけび終了。

 

 

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スポーツ系の整体で定期的に様子を見てもらったり

自分に合いそうなストレッチの動画を保存してあったり

お酒は控えめにしていたり

みんないろいろ対策はしているはずで

 

わたしもいろいろ細々とあるのだけど

ふと思い立った土曜日の午後、違う方法を試してみたくなりました。

胡瓜とミントを刻んで少量の小麦粉を混ぜて

ガーゼの内側に乗せたものを痛みの箇所に湿布して、アンダーラップ→テーピングでグルグルと。

どのくらい効果があるのかは気にしない。

ただ、日々のケアからすこし余所見をしていることが楽しくて

何よりルーティンが大事なのだとしても、息抜きや気分転換も自分にしかできない気がしたのでした。

 

息をするように痛い痛いと口に出してしまう日もあるけど

これからまだ何十年と使い続ける身体だから

身体よ、今日はお休みで時間もあるからお前の悩みを聞いてあげるよ。

ということになったお話。

 

みんなの痛みもすこし和らぎますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 16:03 | - |
編み物よろず相談、はじめました。

わたしは「棒針編み指導員認定資格」というものを取得しているのですが、
正しく編むのはあまり得意ではない編み物屋です。


自分で着るもの、自分で使うものだから、1目2目3目間違っててもいいし

作りたいものを楽しく作るほうが好き。

 

基礎からコツコツ勉強していくのも素敵なことだけど、
わたし自身が「今編んでみたいものがあって編み方分かんないけど編みたい」ほうなので
いきなり好きなもの作っちゃうお手伝いができればと思っています。

 

そこで。

 

*編んでみたいものがあるんだけど出来るかどうか分からない
*昔に挫折したのだけど、また編み物してみたい
*編んだ作品を一部編みなおしたい

 

など、編み物に興味はあるけど一歩が踏み出せない初心者さんや、ひさびさ編み物したいさん向けの編み物よろず相談をはじめました。

 

編み物って結構途中でつまづきやすくて、つまずくと先に進めないので
いつでも駆け付けられるス出張スタイルの編みレッスンを考えています。

 

交通費と1時間ごとの編みレッスン代で必要な分だけ。
場所を持たず出張スタイルでご相談お待ちしています。

 

 

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【編み物相談&編みレッスン代】

ご指定の場所(カフェなど)で対面編み相談&レッスンです
1時間1,100円 + 交通費

 

【分からないとこピンポイント相談】

対面編みレッスンしてくださった方のみ、

LINEのビデオ通話やZOOMでご相談いただけます。
30分400円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| あみもの | 19:16 | - |
朝のお粥という、てしごと。
ぼんやり暮らしていたら3度ほど風邪をひきかけました、2023年の冬。

風邪の危機より、肺を冷やしてしまうらしく、少しずつ淋しさの侵入を許してしまいました。
中医学では肺は悲しみの臓器と呼ばれてるんですって。結構分かりやすく淋しくなります。

と言ってもねえ、暖房費も節約せざるを得ない季節にねえ、しかし寒さで体動かないし悲しくなるしなにかしないと。

ということで、朝にお粥を炊いています。ジューサーで細かくした水あげお米と、日替わりのお惣菜をタッパーに詰めて4日分くらいを作り置き。

今週は
・牛バラのしぐれ煮
・豚の三枚肉とお麩の煮物
・つみれ用の鶏ひき肉と卵のそぼろ
・干し大根と隠元の炒め煮
・長芋の炒め煮

肉3種野菜3種を作ったので、日替わり惣菜を乗せて、できるだけハフハフ熱いものを胃にとろとろ流し入れたい予定です。


しかし、正直なところ料理は消耗するわけで、仕込みが終わった瞬間にpizzaの注文しそうになってます。
| - | 23:34 | - |
大事なのは出汁をとることじゃないかもしれない

長らく出汁ブーム。

料理の基本はやっぱり多分お出汁なんだろうけど、

「料理をたくさんする人=お出汁をきちんととってそう」

と言われるの、いつもムズムズ困惑した。

 

お出汁はもちろん美味しいけどさ。

美味しいけど、本気のお出汁は普段着のごはんにはいささか高貴だし。

 

そんなある時、大好きなおやき屋さんでおやきとお味噌汁をいただき

あーーお味噌汁も美味しいなあと沁みていたわけですが。

わたし、何と何の野菜を入れたらどんな味になるか

全然知らず考えず気にせずお味噌汁作ってることに気付いてしまった。

 

野菜は具だけど、出汁でもあるのにね。

 

玉葱+キャベツ=

ジャガイモ+キャベツ=

ナス+大根=

白菜+大根+豆腐=

 

無限の組み合わせの野菜お出汁の味を感じることができたら

きっと美味しいお味噌汁が作れるはずーーーー!

鰹出汁や昆布出汁をとることばかり重要視されるけど

大事なのは出汁をとることじゃないかもしれない。

 

 

| からいもの | 22:41 | - |
2022年のタケノコ便

 

タケノコの季節になりました。

と、新潟の友人からラインが届く。

春が来てだいぶ経つことくらいは知っていたけど、今年は忙しくて情緒も何もない日々だったので、ふと季節の色を思い出したような気持ちになった。翌日には大きな段ボールがやってきて、ふたを開けるとしっとりしわしわの新聞紙の包みが5つ。湿った新聞紙を千切るように包みを開くと大きなタケノコが出てくるのでした。

 

「ばんばさん、2022年のタケノコ便です」

 

タケノコも文章もほかほかしてる。

 

 

タケノコを頂くようになって何年か経つ今年は、みんな大好きな瓶詰「メンマやわらぎ」のやわらぎ部分をたくさん切りだせるようになった。やわらかいと固い(食べられない)の境目が見えるようになってきたし、隅っこをちょっと齧って即断できるようになった。おかげでフライパンいっぱいのやわらぎが韓国風味の味付けで常備菜としてタッパーに。

 

タケノコ作業で日が暮れて、ヘトヘトの体にタケノコごはんをおかわりして、春の栄養がしみてゆくのでした。

| からいもの | 18:46 | - |
更年期の「更」
更年期の「更」ってなんだろう。

調べてみたら
・あらたまる
・あたらしくなる
・変わる
と出てきた。

まるで新年のような、清々しい言葉の並び。
あらたまってる日々。
あたらしくかわってる日々。
分かんないけど。

更年期は人それぞれで、共通するのは「とにかく毎日調子が悪い」
ってこと。

わたしは一日中悪寒が続く冷えの症状。ずっと体が震えてて、冷えからくる胃痛や頭痛、肩こり、腰痛と共に暮らしています。
本当に疲れやすくて、小さなミスが多発しているので運転は控えてる。

あたらしく変化しているのなら、この時期を抜けた先には朗らかな自分が待ってると嬉しいなー。

そんなことを震えながら考えています。
| - | 22:28 | - |
接客のツボ

折り畳みのお弁当箱を買いに出かけた。
売り場で商品を手に取り、これが一番小さいサイズがなのか訊ねる。
「わたしの認識としては、これが一番小さいサイズですね。ミニ丼くらいです」
「XSはないんですね」
「そうですね。今あるのはこちらのサイズです」

面白い人。
XSがあるのは当然知りつつ「(わたしの認識としてお弁当箱と呼べるのは)ここにあるSが一番小さい」と言い切るとは。

わたしは蓋部分をひねって、開閉の様子を見る。
「この蓋が結構良いんです。カレーなんかも持って行きたいですよね。でも汁が漏れたら嫌じゃないですか」
実はわたしも使ってるんですよ〜という聞き慣れた親近感トークをすっ飛ばして、実の部分だけ伝えてきた。

なんて面白い人。
お喋りだけどテンションはずっと低い。


これにします。
商品を手渡しレジで向かい合うと
「ちなみにスプーン派ですか?お箸派ですか?」
またもや切り込んでくる彼女。
「このくらいの短いお箸を…」
「子供箸ですね!」
「そうです、それです」
「子供箸ならこのお弁当箱とサイズが合いますね」

確かにびっくりマークが付く熱さを感じるのだけど、いたってテンションは低め。独特の心地よさを感じつつ、静々とお店を後にしたのでした。

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